他球団も垂涎!? セ・リーグの現役ドラフト注目投手(2)広島編
日本野球機構(NPB)は12月8日、2023年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での活躍が期待される。今回は、現役ドラフトで特に注目したい選手を各チームから紹介する。(セントラル・リーグ投手編)
広島:中村祐太
・投打:右投右打 ・身長/体重:184cm/90kg ・生年月日:1995年8月31日 ・経歴:関東第一高 ・ドラフト:2013年ドラフト5位 能力の一端を示すシーズンがありながらも、なかなか一軍に定着できずにいる中村祐太。今季で28歳を迎えているだけに、来季は勝負の1年になるだろう。 関東第一高から2013年ドラフト5位で広島東洋カープに入団。プロ入り後はファームで実戦経験を積み、高卒4年目の2017年に一軍デビュー。同年は15試合(74回2/3)を投げ5勝4敗、防御率3.74とブレイクの兆しを見せた。 しかし、翌2018年は故障もあって不本意なシーズンに。2020年は8試合の登板ながら3勝4敗、防御率2.31と安定感を発揮したが、一軍定着とはならなかった。 プロ10年目を迎えた今季は、リリーフにも挑戦。5試合の登板で防御率1.29とアピールしたが、首脳陣の信頼を勝ち取ることはできなかった。 一方、ファームでは28試合登板で防御率1.08と圧巻の数字を残した。環境の変化によって飛躍を遂げる事例もあるだけに、現役ドラフトの対象となれば、面白い存在になるだろう。
ベースボールチャンネル編集部