全日空CA採用試験に600人が殺到/台湾
■「どんな果物になりたい?」 受験生をもっとも苦しめたのが集団面接だろう。「3つだけ願いを叶えてもらえるとしたら、何をお願いしますか?」、「なりたい果物を3つ選べるとしたら、どの果物を選びますか?」、「男性と女性、なれるならどっちになりたい?」などと、面接官から不思議な質問が飛ぶ。これに対し、受験者はグループになって、5分以内に英語でディスカッションを行い、結論を出さなければならない。 受験者の1人、張(ちょう)さんが所属したグループは「バナナ、りんご、いちご」と答えた。「バナナは消化にいいから」と、その理由を説明したが、次の試験へ進むことはできなかった。空を飛ぶ仕事に就くには、どうやら一筋縄ではいかないようだ。 採用されたCAは、まず台北-東京線を飛び、ある程度の経験を積んで、欧米路線を飛ぶことができるようになるという。 (TomoNews/台湾)