大雨、住宅被害1000棟超 山形・秋田、断水も続く
記録的な大雨が降った山形・秋田両県の発表で30日、全半壊や床上・床下浸水を含む住宅被害が計千棟を超えた。一部で断水や停電が続き、長期化の懸念も出ている。農林水産関係の被害額は秋田県で約21億6千万円となり、山形県は算定に至っていない。 30日時点でも百戸超が断水する山形県鮭川村。同日役場を訪れた栗田敏男さん(74)は「家の蛇口をひねったら白く濁った水が出たり出なかったりだ」と途方に暮れた様子で話した。 酒田市の池田優子さん(78)は停電で冷蔵庫が使えず。夜はうちわで暑さをしのぐ。「早く復旧してもらわないと困る」と話した。