高本彩花「私の拠り所でした」 笑いの絶えない高本卒業記念企画、卒業証書授与で振り返る8年間<日向坂で会いましょう>
テレ東の人気番組「日向坂で会いましょう」(毎週日曜深夜1:05、Leminoにて配信中)が、7月7日に「あや卒業記念!第2回横浜に似合う女選手権!」を放送。“あや”こと高本彩花の卒業にあたって、やり残したことがあるという高本の声からつくられた企画がスタートした。 【動画】高本彩花の個人PV「夜灯」の雰囲気が一流過ぎる ■「横浜が似合う女」を継ぐものを探す選手権 今回の企画は「あや卒業記念!第2回横浜に似合う女選手権!」。日向坂46・1期生の高本が卒業するにあたり、同番組への出演も今回の放送で最後となる。やり残したことがあるかとスタッフに問われた際に挙げたものが、「横浜に似合う女を譲りたい」というもの。「第1回横浜が似合う女選手権」で優勝した高本が、卒業までに2代目を継いでほしいと語ったため発足した形だ。 予選、準決勝、決勝と本格的な審査体制が敷かれており、見事優勝したメンバーは「横浜に似合う女」として表彰される。予選は“高本を含む”成績上位者6名が突破ということで、高本は「私の卒業企画なので決勝まで必然的に…」と語っていた。「みんなやれんの?」と発破をかけるものの、MCのオードリー・若林正恭からは「もっと盛り上げてもらって…」と苦笑も。 予選は「バカせまい横浜クイズリターンズ」。横浜とおたけ(高本彩花の愛称)というジャンルの中でクイズが出題され、正解すると10ポイントが、おもしろ解答をすると「好きぃ」ポイントが付与されるというもの。「(高本の)初回の自己紹介で語っていた趣味は?」「シャインマスカットのCMで演じたおたけの役のキャッチコピーは?」などの問題をくぐりぬけ、見事通過したのは高本のほか宮地すみれ、佐々木久美、富田鈴花、平岡海月、森本茉莉の6名だ。 準決勝は「プレッシャーつむつむ」。高本が“一度もやったことがない”と希望した種目で、回転する皿の上にシウマイを積んでいき、落とした者が脱落するというサバイバルゲームだ。高本は自動的に勝ち抜けとなるため、決勝に進めるのは5名のうち1名のみとなる。1ゲーム目で宮地、2ゲーム目で富田が脱落。3、4ゲーム目では高本、佐々木が脱落してしまう。残る2人となった平岡と森本の激戦の末、決勝戦に駒を進めたのは森本だった。 ■とうとうはじまる決勝戦、選手権の結果は ついにやってきた決勝戦の種目は「赤レンガ前、妄想告白シチュエーション」。横浜赤レンガ倉庫前という設定で、決勝戦へコマを進めた2人が番組MCであるオードリー・春日俊彰に告白。春日の心を射止めた方が優勝となる。 森本が先に告白シチュエーションに挑戦。シチュエーションは、「同級生と夏の夜に…」というセンチメンタルなタイトルだ。春日の“我”と引力にペースを握られるそうになるものの、森本も負けずに「今年のクリスマスも、一緒に過ごしませんか?」とキュートな告白。が、告白を受けた春日がサングラスをずらして上目遣いで覗き込むと、たまらず逃亡してしまう。「fin.」という画面端のテロップとベンチに1人取り残された春日の姿は、完全に振られた男の姿だ。 続く高本は、「高校卒業目前に、進路が別々になってしまう彼への告白」というシチュエーション。「卒業しちゃうね…」と日向坂を卒業することと重ねた言葉を振ると、春日も「一生会わねえワケじゃねえから」と返す。高本も少しグッときたのか、心なしか声がかすれているようにも聞こえる。離れてしまっても「私のことを絶対忘れちゃだめだよ」と台詞を結ぶが、春日はやっぱりサングラスをずらして目を細めるリアクションで「fin.」を迎えるのだった。 2人の演技が終わり、決勝戦の判定へと進む。春日が手にしている「横浜ジャケット」を、後ろから肩にかけられた者が優勝。ドラムロールのなか春日がスタジオ中を駆け回って引き延ばしつつ、ジャケットは森本の肩に。高本のあとを引継ぐ2代目「横浜が似合う女」が決まった瞬間だ。 エンディングでは高本の卒業式がおこなわれ、“卒業証書”も授与。春日によって、これまでの日向坂46、ひなあいの番組で見せた高本の忘れられない思い出を1つひとつ振り返っていく。証書を受け取った高本は8年間の活動を振り返って「私の拠り所でした、ひなあいは」と語り、いち視聴者としてこれからもひなあいを応援したいと美しい笑顔を見せた。 ■新たな場所、新たな体制での再出発の幸運を祈って 今回の企画は、高本の卒業企画ということで彼女がやり残していたこと、やってみたかったことをメインに取り上げられた。1代目から2代目への「横浜が似合う女」継承がおこなわれたほか、卒業証書の授与などメモリアルな場面が非常に多かった印象だ。 寂しさから暗い回にならないよう、春日やメンバーたちもエネルギッシュに。それでも決勝戦では現実にリンクするエモい演出で声がかすれてしまうあたり、高本の気持ちが伺える神回となった。 卒業企画も笑顔で、見送る側も去る側も楽しく終えた「ひなあい」。日向坂46を卒業していく高本のこれからの活躍がめざましいものであれと願いつつ、寂しさをいつまでも引きずるのは高本の本意ではないはず。メンバーには次回からこれまで以上に、明るい企画でワチャワチャと楽しんでほしいものだ。