4月の空港定時出発率、羽田2位に 日本勢の好調目立つ=英Cirium調査
英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した、2024年4月の空港別の定時出発率によると、発着規模が最も大きい「グローバル」部門でリマ(ペルー)のホルヘ・チャベス国際空港がトップとなった。羽田空港は2位にランクインし、3カ月ぶりにトップ20に復帰した。また、ほかの日本勢も好調だったところが目立った。 空港別のデータでは、定期便の提供座席数が多い順に「ラージ(大規模)」「ミディアム(中規模)」「スモール」と分類。定刻に対して15分未満の遅延を「定時出発」と定義している。各空港とも予定されていた便に対し、月間の実運航の発着データが80%以上取得できたものを対象とする。また大規模部門のうちアジアや欧州、北米など3地域以上に運航する空港を、発着規模が最も大きい「グローバル」部門とした。 発着規模が最も大きな「グローバル」部門では、リマのホルヘ・チャベス国際空港が首位を獲得。定時出発率は88.66%、運航便数は1万4107便、運航路線数は63路線、遅延便のみを対象とした平均の遅延時間は63分だった。 定時出発率の2位は羽田空港で87.85%、3位は米ミネアポリス・セントポール国際空港で87.26%、4位はリヤド(サウジアラビア)のキング・ハーリド国際空港で86.77%、5位はメキシコシティ国際空港で86.54%だった。 日本勢は羽田空港を含め2空港がトップ20にランクインし、成田空港が84.20%で14位となった。羽田は2022年2月から10月まで9カ月連続トップだったが、11月に首位から陥落した。2023年1月は首位で3カ月ぶりに1位を奪還したものの、2月以降は首位を逃している。
Yusuke KOHASE