ガザ避難者190万人、国連報告 イスラエル要求に懸念
【ニューヨーク共同】国連でパレスチナ自治区ガザへの物資搬入を担当するカーフ上級人道復興調整官は2日、安全保障理事会にガザの状況を報告し、全域で計190万人が避難を余儀なくされていると明らかにした。南部ハンユニスなどではイスラエル軍が市民に再び退避を要求しているとして懸念を表明。「ガザに安全な場所はない」と述べ、即時停戦を求めた。 安保理はガザ情勢を協議する会合を開催した。カーフ氏は、5月に始まったイスラエル軍によるガザ最南部ラファへの地上作戦で「ラファに避難していた100万人以上が再び安全な場所を求めて絶望的に逃げ惑っている」と訴えた。