ロッテ・朗希 肉声でファンに最後のメッセージ 1カ月ぶり公の場でメジャー挑戦の決意語る
ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指すロッテ・佐々木朗希投手(23)が17日、ZOZOマリンで行われる「MARINES FAN FEST 2024」でファンに向けてあいさつを行う予定となった。公の場で言葉を発するのはCSファーストステージ初戦の10月12日以来36日ぶりで、正式にメジャー挑戦することが決定してからは初めて。肉声での“ラストメッセージ”に注目が集まる。 【写真あり】憧れの女優とまさかの初対面を果たし驚いた表情を見せる佐々木朗希 「令和の怪物」が思い出の詰まった本拠地ZOZOマリンで、ファンに思いを告げる。佐々木は「マリーンズ白黒対決」の「TEAM BLACK」のメンバーとして名を連ねるなど、イベントにも参加予定。さらに全選手が登場する開会セレモニーが、あいさつの場になりそうだ。 10月18日から今月12日まで行われた秋季練習は参加を免除されていた。公の場に姿を見せるのは、CSファーストステージ敗退が決まった10月14日以来。取材に対応したのは初戦で勝利投手になった同12日が最後だった。球団は9日にポスティングシステムでのメジャー挑戦を容認したことを発表。その際、球団を通じて「マイナー契約からはい上がって世界一の選手になれるよう頑張ります」などとコメントを発表したが、メジャー挑戦について公の場で、自らの口で説明するのは初めてとなる。 メジャー挑戦が公表されて以降、MLB公式サイトをはじめ米メディアが特集を組むなど、早くも争奪戦への狂騒曲がスタート。契約金や年俸総額が制限される「25歳ルール」の対象で全30球団が参戦可能な状況でもあり、米国でも交渉解禁への期待は高まっている。球団はすでに申請手続きを開始し、完了するのは締め切り(12月15日)ギリギリの「12月中旬」と説明。交渉期間は45日間だが、25歳未満の海外選手との契約期間は1月15日から12月15日までで一度、終了するため、正式契約は来年1月15日以降になる見込みとなっている。 5年間在籍し熱い声援を受けたロッテファンの前に姿を見せる機会は、今回のイベントが最後。9日には「一度しかない野球人生で後悔のないように、そして今回背中を押していただいた皆さまの期待に応えられるように」というコメントを発表したが、ファンへの感謝、そしてメジャーへの熱い思いや決意を直接、届けることになる。(大内 辰祐)