16日、またも関東で緊縛事件が起きました。 神奈川・横浜市の住宅で、高齢の男性が手と足を縛られた状態で死亡しているのが見つかったのです。 16日午前9時半ごろ、横浜市青葉区の住宅で「玄関脇の窓が、昨日から開いたままになっている」と110番通報がありました。 警察官が駆けつけたところ、住宅の中で高齢の男性が意識不明の状態で倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。 近くに住む人は「怖いですよ。いっぱい事件があちこちで多発してるじゃないですか。ここ静かなところですからね。『そんなまさか』と」と話しました。 死亡した高齢の男性は手と足をそれぞれ縛られ、体には暴行を受けたような傷があり出血していたということです。 住人とは連絡が取れておらず、警察は殺人事件とみて身元の確認を急ぐとともに、家の中から奪われたものがないかなどについて調べています。 そしてこの横浜市の事件の通報から約6時間前、千葉・白井市では緊縛強盗事件が発生していました。 畑や林に囲まれぽつんと建つ一軒家、緊縛強盗が発生した現場です。 住人から110番通報が入ったのは16日午前5時過ぎのこと。 警察によれば、70代の母親と40代の娘の親子が住む一軒家に、複数の男とみられる人物が押し入りました。 母と娘の手を縛り「金はどこだ」と脅し、暴行。 そして、約20万円や住宅の車を奪って、乗ってきた車と2台に分かれて逃走しました。 親子2人はけがをしましたが、命に別条はないということです。 今回、千葉・白井市で狙われたのは周囲に住宅などがないぽつんとした一軒家でした。 近所の人は「遠いから悲鳴も何も聞こえない。だから一番狙われやすいよね。女性2人しか住んでないし」と話します。 警察は、強盗傷害事件として逃げた人物の行方を捜査しています。 16日、千葉と横浜で相次いで起きた緊縛事件。 千葉・白井市では近隣から離れた一軒家で。 横浜市の現場は閑静な住宅街の奥まった場所で起きました。 2つの事件に共通しているのが、「高齢者が住んでいた住宅」だという点。 関東では2024年8月以降、闇バイトを実行役にした事件が相次いでいます。 警察は、一連の事件との関連についても調べています。