（写真：群馬テレビ）

今年８月に亡くなった前橋市出身の声優・田中敦子さんを偲ぶ追悼展が１４日から前橋市内で始まりました。 アニメ「攻殻機動隊」の草薙素子役で知られる田中敦子さん。今年８月に６１歳で亡くなりました。追悼展は、複合商業施設「アクエル前橋」にある歴史学習施設「ヒストリア前橋」で始まりました。田中さんは、ヒストリア前橋の常設展で前橋の歴史を紹介するナレーションを担当していました。 １１月１４日は田中さんの誕生日で、会場にはファンなど約３０人が集まりました。追悼展に先立ち開かれた式典で、田中さんと同じ前橋女子高校のダンス部に所属していた大木静花さんは「田中さんの華麗な動きは今でも思い出します」と当時を振り返りました。また、田中さんの妹・宮田恵子さんは「多くの作品に残り続ける姉の声に触れてください」とあいさつしました。 追悼展では「前橋ブックフェス」でトークショーに参加した様子などがパネルで紹介されているほか「前橋女子のダンス部で培った表現力が声優に生かされている」など高校時代を振り返った本人のコメントを聞くことができ、田中さんの声優としての軌跡をたどることができます。訪れた人たちは、在りし日の田中さんの姿に想いを寄せ、その功績を偲んでいました。 田中敦子さんの追悼展は、ヒストリア前橋で開かれています。