【フローラS展望】クリスマスパレードが無傷3連勝で重賞初V狙う
「フローラS・G2」(21日、東京) 2戦2勝でトライアルに挑むクリスマスパレード。新馬戦は早め先頭から後続を完封してV。前走の水仙賞も2番手から横綱相撲で快勝とレースセンスは高い。1週前追い切りは、美浦Wの併せ馬で6F90秒9-11秒6をマーク。年長馬相手に併入に持ち込み、好ムードが漂う。無傷V3でオークスの有力候補に踊り出る。 フリージア賞2着から権利奪取を狙うアドマイヤベル。1週前追い切りは、美浦Wで6F83秒9-11秒4を記録。やや間隔はあいたが、いい状態で臨めそうだ。新馬戦V後は勝ちあぐねているが、相手は牡馬のクラシック級。酌量の余地がある。異父姉にG1馬アドマイヤリードを持つ血統馬が、きっちり勝ち切って樫の舞台に駒を進める。 未勝利戦を勝ち上がったバロネッサ。楽な手応えで2番手を追走すると、直線で難なく後続を突き放す強い勝ち方だった。異父兄は22年のホープフルS覇者ドゥラエレーデ、叔父はG12勝馬サトノダイヤモンド。確かなバックボーンを持つ良血馬だけに侮れない。 フラワーCで5着に逃げ粘ったエルフストラック。ラスト1Fで力尽きたが、いったんは後続を振り切りにかかって見せ場をつくった。開幕週の絶好馬場ですんなり先行できれば残り目も十分だ。