大谷翔平、史上5人目の出場50戦で3割5分&10発&10盗塁以上 18年ベッツらはMVP獲得
◆米大リーグ ドジャース0―6ダイヤモンドバックス(22日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(29)は22日(日本時間23日)、本拠Dバックス戦に「2番・DH」でフル出場。初回に4試合連続安打となる左前打をマークした。 * * * 巧みなバットコントロールで魅了した。0―0の初回1死。大谷は左腕・ヒューズの初球、83・6マイル(約134・5キロ)のスライダーを左前に落とした。見逃せばボール球という外角球に合わせ、4戦連続安打。1安打だったが、打率3割5分4厘でメジャートップをキープした。 今季50試合目の出場(欠場2)を終え、3割5分4厘、13本塁打、34打点、13盗塁。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、最初の50試合出場で打率3割5分、10本塁打、10盗塁以上を記録したのは1900年以降で、58年のW・メイズ(ジャイアンツ)、97年のL・ウォーカー(ロッキーズ)、05年のB・ロバーツ(オリオールズ)、18年のM・ベッツ(Rソックス)しかいなかったが、124年の歴史で5人目の快挙となった。ウォーカー、ベッツは同年にMVPを獲得しており、歴史的な好スタートと言える。 開幕からのハイアベレージについて、大谷は「状況に合った打撃ができれば必然的に率も残ってくる」と話していた。この日の初回のように走者なしでは出塁を、ランナーがいればホームにかえす打撃を―。考え方はいたってシンプル。純粋に野球を楽しんでいる。(中村 晃大)
報知新聞社