【マレーシア】サイバーダイン、社会保障機構と製品導入契約
産業・医療用の装着型ロボット「HAL」を製造・管理するサイバーダイン(茨城県つくば市)は4日、マレーシアの社会保障機構(SOCSO)と正式にHALの導入契約を締結したと発表した。契約額は最大460万米ドル(約6億9,100万円)。 サイバーダインは、社会保障機構がペラ州イポーで整備を進める国立神経ロボット・サイバニクス・リハビリテーションセンターに、HAL50セット(65台)などを納入する。センターは来年1月に一部の運用を開始する計画で、サイバーダインは今月から順次製品の導入を始める。契約期間は最大5年間。売り上げは2025年3月期(24年4月~25年3月)から計上予定で、同期は約5,500万円を見込む。 社会保障機構は18年に東南アジアで初めてHALを導入した。今年9月末時点で、マレーシア国内13施設で119台のHALが稼働している。 社会保障機構の国立神経ロボット・サイバニクス・リハビリテーションセンターは、東南アジア最大の医療複合施設。第1期事業は、15.6ヘクタール、総床面積は約8万6,400平方メートルで、常時700人の患者を収容できる。