【シルクロードS】荒れた馬場は大歓迎のカイザーメランジェ!9歳馬が狙う一発
シルクロードS カイザーメランジェ 中野栄治調教師 ――前走のカペラステークスは12着、2走前のルミエールオータムダッシュは1着でした。両レースを振り返っていただけますか。 中野調教師(以下、中):前走のカペラステークスは、年齢的に時計の速い芝の短距離は厳しいかと思って久し振りにダートを試してみましたが、思っていたより結果が出ませんでした。2走前は重馬場が味方してくれましたね。上手くハマりました。 ――今回シルクロードステークスを選択した意図は。 中:開催が進んで京都の馬場も荒れてきますし、何よりハンデ戦ですからね。2走前で賞金加算が出来たので除外の心配もありませんし、早い段階からここを目標にしていました。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 中:前走後は放牧を挟んで、レースの2週前くらいに帰厩しました。この馬のいつものパターン通りに調整出来ています。 ――1/17(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 中:年齢も年齢ですし、これから大きな上昇をというよりは現状維持を目標に調整しています。1週前も併せ馬でいつもと変わらない動きを見せてくれたので、良かったです。 ――レースへ向けて意気込みをお願いします。 中:1分7秒台の決着になると厳しいので、1分8秒後半くらいの決着になってくれればと思います。その意味でも馬場悪化は歓迎です。この子は値段は高くなかったですけど、長く走って重賞まで勝って本当に馬主孝行な馬です。競走除外の馬がたくさん出るアクシデントがあったときに重賞を勝ったり、2走前がすごい道悪になったり、運がいいというか、私にとっても思い出深い馬です。ここも自分の持ち味を発揮する競馬をしてもらいたいです。
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