次世代スターは誰だ! セ・リーグの有望株投手6人
山野太一(ヤクルト)
・投打:左投左打 ・身長/体重:172cm/77kg ・生年月日:1999年3月24日 ・経歴:高川学園高 - 東北福祉大 ・ドラフト:2020年ドラフト2位 2023年は故障からの復活を遂げ、嬉しいプロ初勝利を記録した山野太一。2024年は先発ローテーション定着、さらには2桁勝利にも期待がかかる。 東北福祉大から2020年ドラフト2位で東京ヤクルトスワローズに入団。ルーキーイヤーは開幕ローテーション入りも、デビュー戦は2回途中7失点と悔しい結果に。その後は故障で長らくマウンドから遠ざかると、翌2022年オフに育成契約となった。 それでも、プロ3年目の2023年は故障が癒え、開幕からファームで安定した投球を披露。7月に支配下復帰を果たすと、8月1日の読売ジャイアンツ戦では7回無失点の好投を見せ、プロ初勝利を挙げた。 最終的に一軍では5試合に登板して1勝3敗、防御率4.15。二軍では13試合の登板で3勝2敗、防御率1.42と傑出した数字を残した。 多彩な球種を操り、打者を翻弄する投球が持ち味の山野。2024年はさらなるレベルアップを見せ、大きく飛躍したいところだ。
福島章太(中日)
・投打:左投左打 ・身長/体重:177cm/92kg ・生年月日:2002年10月24日 ・経歴:倉敷工 ・ドラフト:2020年ドラフト4位 2023年は二軍で好成績を残すなど、飛躍の足掛かりを掴んだ福島章太。2024年は一軍定着が期待される。 倉敷工から2020年ドラフト4位で中日ドラゴンズに入団。ルーキーイヤーは左肩の故障でファームでも登板機会なしに終わり、オフには育成契約となった。 それでも翌2022年は故障が癒え、二軍で主に先発として18試合に登板。6勝6敗、防御率5.36という成績に終わったが、8月には自己最速を更新する153キロを計測。同年オフに支配下選手への復帰が決まった。 高卒3年目を迎えた2023年はリリーフに回り、開幕からファームで好投を続けると、夏場に満を持して一軍デビュー。4試合登板で防御率13.50に終わったが、貴重な経験を積んだ。一方、二軍では33試合登板で1勝3敗1セーブ、防御率2.70の好成績をマーク。 最速150キロ超のサウスポーは貴重な存在だけに、制球面や変化球の質を高め、一軍定着を目指したい。
ベースボールチャンネル編集部