【となりの妖怪さん】作品の世界観を味わえる聖地巡礼スポットをご紹介!
クライマックスへ向けて驚きの急展開とになったTVアニメ『となりの妖怪さん』が絶賛放送中。この作品の舞台となっている縁ヶ森町は、静岡県西部の遠州地域がモデルになっているということもあって、実在する場所をモチーフとしたシーンが多数登場する。今回はファンの皆さんに訪れてもらいたい、作品の世界観を感じることが出来る聖地巡礼スポットをご紹介! 【関連画像】美味しくて!楽しい!聖地に行った写真を見る(21枚) ●聖地巡礼その1:梅山八幡神社 アニメ第3話(コミック1巻)で、むーちゃん(杉本睦実)が「浦安の舞」を舞った場所がこの梅山八幡神社。500年以上の歴史がある伝統ある神社で、近年復活した全国でも珍しい子供による稚児流鏑馬などでも知られている。神社の周囲には静岡県の「ふるさとの自然(お宮の森・お寺の森)100選」にも選出された「梅山八幡神社の森」が広がっており、取材当日は雨模様のお天気だったということもあって、うっそうと茂った木々の間からは妖怪さんの気配を感じられたような瞬間も。 八幡神と春日神の両神が共存している珍しいかたちの神社ということで、鳥居から参道を進んだ先には社殿が2つ並んで建っているが、劇中に登場するのは向かって左にある八幡神社となる。 むーちゃんが舞った「浦安の舞」は、地域の安寧と五穀豊穣を祈念する伝統行事。10月の例祭日には舞台が設営され、そこで巫女装束に身を包んだむーちゃんと同じくらいの歳の女子が舞姫となって神様に舞を奉納することになる。社殿の脇にはジロー(縁火山次郎坊)とむーちゃんが会話を交わした場所もちゃんと実在しているのは嬉しいポイントだ。 ●聖地巡礼その2:道の駅 汐見坂 アニメ第7話(コミック3巻)で猫又のぶちお(大石ぶちお)が友だちである車の“つくも神”のワーゲンくん(西谷千彰)とドライブで訪れた場所が、この「道の駅 汐見坂」となる。この施設で一番の目玉といえば、やはりぶちおとワーゲンくんも利用した無料の露天足湯施設“足湯汐見坂”だろう。道路と防波堤を挟んだすぐ先には、ぶちおとワーゲンくんが歩いた砂浜と海が広がる絶景が。取材当日はあいにくの雨模様ではあったが、晴れた日には目の前に広がる太平洋を一望しながら、足湯に浸かってドライブの疲れを癒やす、そんなちょっと贅沢な時間が楽しめるようになっている。 二人が会話を楽しんでいたテラス席では、海を眺めながらの食事も可能。残念ながらぶちおが食べたかった五平餅は売っていなかったが、施設内のレストランで購入したしらす丼や、浜名湖産の生のりを使った“生のり丼”、浜名湖産のうなぎを使った“うな丼(贅沢一尾のせ)”など、静岡名物の美味しい逸品を堪能できる。 ほかにも施設内では「うなぎパイ」や「安倍川もち」「らっか」なども静岡定番のお土産のほかに、地元湖西市などで採れた旬の農産物や、その日の朝に収穫した新鮮野菜、地元の特産品などを直売。浜名湖や遠州灘が近くにあることもあって、浜名湖独特の青海苔を使った「浜名湖海苔」、遠州灘で取れたシラスを釜揚げした「釜揚げシラス」や「しらす干しの量り売り」など、豊富な地葉海産物はどれを買おうか目移りするほど。 ●聖地巡礼その3:兎山公園 アニメ11話(コミック4巻)で調査中の時空間研究所の研究員二人を、ぶちおと拓海(大石拓海)が物陰から覗き込んでいるシーンとして登場したのがこの兎山公園だ。国指定史跡「御厨古墳群」を含む大小あわせて48基の古墳に囲まれたこの公園内には、軟式野球場やバスケットコート、ローラースケート場といったスポーツ施設や、野外ステージ、芝生広場、トンボ池など大人も子供も楽しめるさまざまな遊べるスポットが点在。 取材時は雨ということもあって園内に人はあまりいなかったものの、劇中シーンの近くにはローラーすべり台やジャングルジムなどで遊べる遊具広場があり、休日となると親子連れで大賑わいとなるそうだ。 ちなみにぶちおが気になっていた「天玄坊永逝の地」の碑は実在しないのであしからず。 自然がいっぱいの公園となっているので、ピクニック気分で園内を巡ってみるのも面白いかも?