「本当にぜいたく」〝ガチ獅子党〟金メダリストが念願の始球式 「勝負なんで」愛するチームに〝ガチ〟エールも
◆西武―ロッテ(29日、ベルーナドーム) パリ五輪の男子フルーレ団体金メダルメンバーの松山恭助(JTB)がセレモニアルピッチを務めた。 ■いでたちも〝ガチ〟金メダリスト念願の始球式【動画】 同五輪でも着用したユニホーム姿で、胸にはレオとライナからプレゼントされたという手作りメダルを掲げて登場。東京五輪で金メダルを獲得した源田壮亮内野手が打席に立ち、ワンバンながら見事な投球を見せ「本当にぜいたくすぎで、本当に夢のような時間でした」と満面の笑みを浮かべた。 松山はかねて熱狂的なライオンズファンであることを公言。始球式をすることが夢であることを自身のSNS発信していた。代表選手として海外遠征も多いが、球団の公式SNSなどでつぶさに試合結果をチェックするのが日課という。 ファン歴はリーグ優勝&日本一を達成した2008年から16年に及ぶ。今季は3年ぶりの最下位と愛するチームは苦しんでいるが「勝負なんで勝ち負けが必ず出てくる。残り数試合、しっかり皆さんが持ってるものをぶつけて、その上でこう勝ったり負けたりという戦いになっていけば、僕はファンとしてはうれしいなと思います」と話した。 松山は2016年のフェンシング全日本選手権で初優勝を果たし、20年には2度目の日本一に。男子フルーレ団体の主将も務め、6月にはアジア選手権・男子フルーレ個人戦で金メダルを獲得した。パリ五輪では男子フルーレ団体では同種目で日本勢初となる金メダルに大きく貢献した。 もちろん、次回2028年のロサンゼルス五輪では個人でのメダルと団体での連覇を狙う。「今回(始球式に)球団の方に呼んでいただいて、オリンピックで勝ってよかったなって心から思った。次のロスで負けたら多分もうないと思うんで・・」と新たなモチベーションも力に4年後を目指していく。
西日本新聞社