自民派閥裏金事件で非公認、高木毅氏の落選確実 衆院選・福井2区 旧安倍派事務総長、党国対委員長など歴任
10月27日投開票の衆院選で小選挙区の福井2区は、9選を目指し無所属で出馬した前職の高木毅氏(68)=福井県敦賀市=の落選が確実となった。高木氏は自民党派閥裏金事件で自民公認を得られず、元職2人、新人2人を交えた厳しい戦いを強いられた。 【速報】衆院選2024開票速報 高木氏は、裏金事件の震源地となった旧安倍派の事務総長としての責任を問われ、10月3日まで党員資格停止6カ月の処分を受けた。自身の政治資金収支報告書の不記載額は1019万円に上った。 高木氏は2000年の衆院選で初当選し、8期目。国土交通副大臣、復興相などを歴任。党国対委員長、衆院議院運営委員長、与党北陸新幹線敦賀・新大阪間整備委員長なども務めた。 今回の衆院選には、自民党の派閥裏金事件に関係した前議員ら46人が立候補。このうち34人は党が公認した。旧安倍派幹部だった高木氏や萩生田光一氏ら12人は公認されず、無所属での出馬となった。