「Live News イット！」HPより

　青井実アナと、フジテレビの報道番組「Live News イット！」（平日15:45～19:00）の苦戦が続いている。青井アナは4月1日からキャスターに就任したが、デイリー新潮は2月に「青井実アナがNHK上層部を激怒させた本当の理由　4月から出演するフジテレビを心配する声も」との記事を配信した。 【写真をみる】「もっとシャキッとすればいいのに…」　視聴率“大暴落”の原因？　上層部があきれた、「青井アナの態度」とは 　***

　後で詳しく触れるが、この記事でデイリー新潮は、青井アナがNHKを退局するまでの間、社会人としては疑問符が付くような行動を重ねてきたと報じた。 　NHKに退局を申し出る前に、4月から「イット！」のキャスターに就任すると報じられた。その結果、青井アナは「ニュースウオッチ9」に出演しなくなった。表向きは「本人の申し出」だったが、実は非常識な行動に怒った上層部が降板させたのだという。 　NHKのアナウンス室の関係者も取材に応じた。そして最後は青井アナではなく、フジテレビの未来を案じたのだ。コメントの全文を再掲載しよう。 「今後もこのまま『ニュースウオッチ9』に出ることはなく、NHKを去っていくと思います。むしろ、フジは大丈夫なのか、本当にキャスターを任せるのか、と心配する声が上がっています」 　残念ながら、その憂慮は現実のものとなってしまったようだ。民放キー局のプロデューサーは「青井アナがキャスターに就任してから1カ月が経ちましたが、視聴率は思わしくありません」と言う。 「ビデオリサーチの関東地区、世帯、リアルタイムの視聴率を見ますと、『イット！』の最高視聴率は4月29日の5・6％でした。ただし、29日は昭和の日で祝日でしたから、在宅率が高かった影響だと考えられます。その証拠に翌30日は平日で視聴率は3・7％に下落してしまいました」

榎並アナの視聴率は4％台

　4月の放送は全部で22回。この平均視聴率を計算すると4・12％になる。では、榎並大二郎アナの平均視聴率と比較してみよう。榎並アナはご存知の通り、「イット！」の前任キャスターだ。 「榎並アナの最終週の視聴率は4・5％、5・6％、4・6％、4・1％、4・9％と全て4・0％以上で、平均は4・72％です。青井アナに変わってから0・6％落としており、下落率は13％に達します。これが株価なら大暴落で、投資家は大騒ぎするでしょう」（同・プロデューサー） 　青井アナの各週平均を見てみると、第1週は4・32％、第2週は4・38％。榎並アナの数字よりは劣るものの、それでも何とか食らいついていた。 「ところが第3週は3・80％、第4週は3・94％と、右肩下がりになってしまいました。この傾向が続けば、夕方ニュース戦争で相当な痛手を被るばかりか、『何のために青井アナを連れてきて、好評だった榎並アナと交代させたんだ』と幹部の責任問題に発展する可能性があります。おまけに現場のスタッフにも榎並アナを慕っていた人が必ずいるはずですから、彼らが鬱屈すると番組の士気に関わります」（同・プロデューサー）