【MLB】 ドジャースが運命の第5戦に完封勝利! 山本5回無失点 ダルビッシュ好投も2被弾に泣く
地区シリーズ第5戦【パドレス0-2ドジャース】@ドジャー・スタジアム
日本時間10月12日、勝ったほうがナ・リーグ・チャンピオンシップ・シリーズに進出、負ければプレーオフ敗退のディビジョンシリーズ第5戦、ドジャースがパドレスに対して完封勝利を収め、ディビジョンシリーズ突破を決めた。ドジャースは先発の山本由伸が5回を無失点に抑えると、盤石のブルペンが完封リレー。パドレス先発のダルビッシュ有に対して2本の本塁打を浴びせ、その2点を守りきった。勝利投手は山本、敗戦投手はダルビッシュとなっている。 【動画】 パドレス・ダルビッシュ有が7回途中2失点の好投 地区シリーズ第5戦 ドジャースが山本由伸、パドレスがダルビッシュ有の両先発で始まった試合は息詰まる投手戦となる。2回、ダルビッシュは先頭に四球を与えるも、次打者をすぐにサードゴロダブルプレーに打ち取って二死走者なしに。しかし、続く7番キケ・ヘルナンデスに甘く入った初球の4シームを捉えられ、先制ソロ本塁打を献上してしまう。3回、山本も一死から連打で1・2塁のピンチを招いたが、ここで2番フェルナンド・タティスJr.をサードゴロダブルプレーに仕留める。大きな併殺打をもぎ取り、1点のリードを守った。 その後は山本、ダルビッシュ共にランナーを許さず。山本は4回が目安の予定だったが、5回まで投げて2三振1四球2安打無失点の好投を見せた。4シームの平均球速はシーズン中より約2キロ速い約156キロで、4シームの力で押し込む場面も目立った。 対するダルビッシュは7回まで続投。大谷翔平を3打数2三振に抑えるなど、この大一番で鬼気迫る投球を見せた。しかし、7回一死から4番テオスカー・ヘルナンデスにスライダーを運ばれ、今日2本目の被弾。続く打者を打ち取るとここで6.2回で降板した。6.2回3安打2本塁打4三振1四球2失点という内容だった。ほぼ完璧な投球を見せていたが、キケ・ヘルナンデスとテオスカー・ヘルナンデスへの被弾につながったわずか2球の失投が命取りになってしまった。 6回から山本の後を受けたドジャースブルペンは完璧なリリーフ。2番手エバン・フィリップスが1.2回、アレックス・ベシアが0.1回、マイケル・コペックが1回、最後はブレイク・トライネンが1回を無失点に締め、第4戦に続いて完封勝利を見せた。パドレスは第3戦途中から24回連続無得点と、パドレス打線の不調、そして抑えきったドジャースブルペンの健闘が勝負を分けた形となった。 「1番・DH」でスタメン出場した大谷は、1回裏の第1打席は空振り三振、3回一死の第2打席はサードフライ、6回一死の第3打席は空振り三振。ダルビッシュと対戦した3打席は2三振に終わった。8回二死の第4打席は天敵タナー・スコットに空振り三振に倒れた。