米GameStopがNFTマーケットプレイス提供終了へ、暗号資産規制の不確実性を理由に
GameStopがNFTマーケットプレイス提供終了へ
米ビデオゲーム小売のゲームストップ(GameStop)が、NFTマーケットプレイス「ゲームストップNFT(GameStop NFT)」の提供終了予定を発表した。 その発表によると同サービスでは2月2日以降、ユーザーはNFTの購入・販売・作成が出来なくなるという。ただしユーザーが保有するNFTはブロックチェーン上にミント(鋳造/発行)されたものであるため、他のプラットフォームを通じて引き続きアクセスや販売が可能であるとのこと。 ゲームストップは今回のサービス提供終了について「暗号資産分野の規制上の不確実性が続いているため」と説明している。 なおゲームストップは昨年8月に今回と同様の理由にて、同社が2022年に公開した、暗号資産(仮想通貨)ウォレット「ゲームストップウォレット(GameStop Wallet)」を廃止していた。 「ゲームストップNFT」は2022年10月にローンチしたNFTマーケットプレイスだ。イーサリアム(Ethereum )のレイヤー2ソリューションなどを開発するイミュータブルX(Immutable X)と共同で開発された。 ゲームストップとイミュータブルXは、2022年2月にパートナーシップ契約を締結し、イミュータブルX独自トークン「IMX」で最大1億ドル(当時約115億円)のファンドを設立している。そのファンドの資金は、NFTコンテンツおよび技術クリエイターへの助成金として使用していく予定と発表されていた。
大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)