チャビ、マジョルカ戦でゴラッソ決めたヤマルについて…「メッシと比較しない方がいい。史上最高の選手と比べれば全員負ける」|ラ・リーガ
8日のラ・リーガ第28節、バルセロナはホームでのマジョルカ戦に1-0で勝利した。チャビ・エルナンデス監督は試合後、勝ち点3を獲得したことへの満足感を表している。 MFフレンキー・デ・ヨング、MFペドリまで負傷離脱したバルセロナは、先にはコパ・デル・レイ決勝進出を決めたハビエル・アギーレ監督のマジョルカに苦戦。前半は彼らが敷く5バックの堅守をなかなか崩せず、PKを獲得してもMFイルカイ・ギュンドアンが蹴ったボールはGKプレドラグ・ライコビッチに止められている。それでも後半、FWラミン・ヤマルがペナルティーエリア内右、右斜め45度の位置から抜群の精度でシュートを決め切って、なんとか勝ち点3を獲得した。 チャビ監督は試合後、次のような感想を述べている。 「今シーズンの傾向が表れていた。これはプレーの効果性の問題だ」 「この試合、私たちは苦しんだ。苦労を強いられた。PKを失敗したが、それでも1-0以上で勝利できるほどには競っていたよ。いずれにしろ私たちは勝利を喜ばなければならない。リーグ戦を争い続ける上で、重要な勝ち点3なのだからね」 「君たち(報道陣)には事前に、チャンスがわずか5~6回の試合になると言っていたはずだ。チームは私が退任を口にして以降、しっかりスイッチが入っている」 チャビ監督はその一方で、チームを救うゴールを決めたヤマルについても言及。この16歳FWを自身の元チームメートFWリオネル・メッシと比較することに対して、強い拒否反応を示している。 「メッシと比較しても良いことなど何もない。確かにヤマルも左利きで、内に切れ込んでシュートを決める姿には、何か感じるものがある……。メッシを彷彿させることもあるが、しかし比較はしない方がいいだろう」 「メッシとの比較は彼(ヤマル)の恩恵にならない。メッシと比較される選手は誰であろうと負けてしまうんだ。レオは史上最高の選手であり、比較なんてしない方がいいんだよ」