台湾の音楽賞「第35回ゴールデン・メロディー・アワード」（金曲奨）の授賞式が29日、台北市の台北アリーナで開かれた。ロックバンド、ノー・パーティー・フォー・ツァオ・ドン（草東沒有派対）が「瓦合」で最高賞の年間アルバム賞を含む最多3冠に輝いた。同バンドは仕事のため、出席できず、代わりにマネージャーの趙若君さんが賞を受け取った＝台視（台湾テレビ）提供

（台北中央社）台湾の音楽賞「第35回ゴールデン・メロディー・アワード」（金曲奨）の授賞式が29日、台北市の台北アリーナで開かれ、ロックバンド、ノー・パーティー・フォー・ツァオ・ドン（草東沒有派対）が「瓦合」で最高賞の年間アルバム賞を含む最多3冠に輝いた。 同賞は台湾を代表する音楽賞で、文化部（文化省）影視・流行音楽産業局が主催する。今年はアルバム1568枚、計2万4071件の応募があった。 ノー・パーティー・フォー・ツァオ・ドンは華語アルバム賞、バンド賞も受賞した。 華語男性歌手賞はエム・シー・ホットドッグ MC HotDog（熱狗）が「髒芸術家」で、華語女性歌手賞はシーシー・スン（孫盛希）が「Boomerang」でそれぞれ受賞した。 式典にはパフォーマンスゲストとして人気デュオ「いきものがかり」が登場。コラボレーションを予定していたバンド「ソーダグリーン」（蘇打緑）のキーボード兼ビオラのアコン（阿龔）が体調不良で出演を取りやめたため単独でのパフォーマンスとなったが「ブルーバード」と「SAKURA」の2曲を披露し、式典を盛り上げた。いきものがかりが海外でパフォーマンスするのは初。 華語男性・女性歌手賞には中国の歌手が計4人ノミネートされていたが、全て出席を取りやめた。文化部によれば、男性歌手のジュード・チウ（裘徳）は前日までに台湾入りしていたものの、体調不良のため、急きょ中国に戻る必要があるとの連絡を受けたという。欠席の理由について、チウの所属レコード会社は中央社の取材に対し、個人的な要因だと説明した。 （名切千絵、王心妤）