【M-1】オズワルド復活ならず 2年連続で敗者復活で敗退 伊藤は悔いなし「好きなネタができたんで」
「M-1グランプリ2024」への出場権を懸けた敗者復活戦が22日、都内で行われ、人気コンビのオズワルドが姿を消し、3年ぶりのM-1決勝大会進出は夢と消えた。 敗者復活戦は準決勝で敗れた組のうち、21組が出場し、A、B、Cの3ブロックに分かれてネタを披露。各組最上位の組が芸人審査員による最終審査の末、決勝に進む1組を決めた。Cブロックのオズワルドは、「地球最後の日に何をするか」のテーマで、伊藤俊介(35)の提案に、畠中悠(37)が冷静にツッコミを続ける漫才を披露。昨年も敗者復活戦を勝ち抜いたシシガシラを得票率で73%―27%と圧倒したが、その後、スタミナパンに44%―56%に競り負けて姿を消した。 伊藤は「でも、好きなネタができたんで、また来年頑張ります」と、早くも来年に照準。畠中と抱き合って健闘をたたえ合った。すると、畠中は「ちょっと待って下ください。こいつ、腎臓2個あります!」と、自身が初期の腎臓がんを患ったことをネタに、自虐で笑わせた。伊藤は「お前が1個しかないんだよ!」と猛ツッコミを入れた。 ボケの畠中、ツッコミの伊藤によるコンビで、14年結成。M-1は19年から4年連続で決勝に進出し、決勝の常連となった。21年には頂点にあと一歩の準優勝と、頂点にあと一歩に迫った。出場すれば常に優勝候補の人気コンビだが、昨年に続いて決勝への道を阻まれた。 敗者復活戦出場組は、Aブロックがカベポスター、十九人、金魚番長、ドンデコルテ、フースーヤ、今夜も星が綺麗、ダンビラムーチョ。Bブロックがマユリカ、家族チャーハン、ナイチンゲールダンス、カラタチ、男性ブランコ、滝音、豪快キャプテン。Cブロックがシシガシラ、ひつじねいり、例えば炎、オズワルド、インディアンス、豆鉄砲、スタミナパン。司会は陣内智則と齋藤飛鳥。芸人審査員を井口浩之(ウエストランド)久保田かずのぶ(とろサーモン)斎藤司(トレンディエンジェル)野田クリスタル(マヂカルラブリー)渡辺隆(錦鯉)が、それぞれ担当した。 20回の節目を迎えた今年のM-1は、史上最多1万330組がエントリー。8月から1回戦がスタートした。3回戦では資格最終年の人気コンビ・モグライダーや、エルフ、土佐兄弟、すゑひろがりずなどが敗退。準々決勝でも最後の挑戦となったロングコートダディが敗れたほか、ミキ、東京ホテイソン、ヨネダ2000、からし蓮根なども姿を消した。 決勝は真空ジェシカ、トム・ブラウン、ヤーレンズ、エバース、ダイタク、令和ロマン、ママタルト、バッテリィズ、ジョックロック、敗者復活戦の勝者の計10組で争われる。司会は今田耕司と上戸彩、審査員は若林正恭(オードリー)山内健司(かまいたち)柴田英嗣(アンタッチャブル)哲夫(笑い飯)石田明(NON STYLE)礼二(中川家)博多大吉(博多華丸・大吉)塙宣之(ナイツ)海原ともこ(海原やすよ ともこ)が務める。