過酷な医療現場…働き方改革、医師不足を解決する秘策とは
絶対に止められない高度救急救命 未来のリスクに挑むファストドクター
東京・恵比寿に本社を構えるファストドクター。約20人のオペレーターが次々に電話に応じ、患者の容体を聞き取っていく。往診料金の患者負担は保険適用で、約1万円~1万5000円(診察内容による)約4000人の医師が登録している。
救急車の出動件数を減らすには、オンライン診療が欠かせない…そう考えていた小出さんは、「オンライン診療であれば、場所は違っても専門医師の意見がもらえる。地域にいる医師と協力し、地域医療に対しても貢献ができる」と話す。
4月24日。小出さんは福島市の高齢者施設に向かい、オンライン診療を提案した。施設側にもメリットがあるはずと見込んでいたが、職員からは「救急車を呼ばないことで親族からクレームが入る可能性がある」などと指摘され、小出さんの提案はまったく響かなかった。 元々、医療とは関係ない大手コンサルティング会社に勤務していた小出さん。畑違いの医療業界に飛び込んだきっかけは、やはりコロナ禍。医師の友人が疲弊し、苦しんでいる姿を目の当たりにし、「自分にもやれることがあるのでは」と考えて転職を決意した。 医師の負担を何とか減らしたいという思いで、その後も粘り強く市内の高齢者施設をめぐり続ける小出さん。小出さんの奮闘は、命の砦を支えることができるのか? ※「ガイアの夜明け」より
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