はためく星条旗、沿道熱狂 青森・三沢市で「アメリカンデー」、6万人来場
米軍三沢基地のある青森県三沢市で23日、市民らが米国文化に親しむ催し「アメリカンデー」が開かれた。35回目の今年は天候にも恵まれ、昨年より1万人多い約6万人(主催者発表)が来場。熱気に包まれた街は、米国一色に染まった。 三沢国際クラブ(三上博利会長)や市、基地が中心となって企画。恒例の中心街パレードでは、米国製の大型バイク・ハーレーダビッドソンなど約170台が星条旗をはためかせて走り、鈴なりとなった沿道を沸かせた。基地のメインゲート前ではホットドッグや鶏肉のグリル焼きを売る店が大人気。屋外ステージでは、基地関係者によるバンド演奏で大いに盛り上がった。 2人の娘を連れてきた青森市の教員吉田裕美さん(42)は「英語を学ぶ子どもに米国文化に触れてほしくて、初めて訪れた。食べ物もおいしくて最高に楽しい」と声を弾ませた。 開会式では米軍三沢基地のマイケル・P・リチャード司令官が「三沢基地と地域との強い絆を誇りに思う」と、三沢市との良好な関係性に改めて触れた。