青学大、ロッテ1位の主砲・西川史礁も復帰して4冠に再挑戦【明治神宮野球大会・開会式】
秋の日本一を決める第55回明治神宮野球大会の開会式が19日、東京・明治神宮で、出場全チームを集めて行われた。高校の部には、秋季地区大会で優勝の10校、大学の部には、秋季リーグ戦などを制した11校が出場。20日から神宮球場で熱戦が始まる。大学の部で、2008年の東洋大以来となる史上5校目の4冠を目指す青学大は、ロッテがドラフト1位指名した西川史礁外野手(4年・龍谷大平安)が約2カ月ぶりに復帰する。 右人さし指骨折で欠場していた主砲が戻ってくる。青学大の西川が、9月25日の日大戦で死球を受けて負傷して以来の公式戦復帰。大学チームとの練習試合に指名打者で出場して3打数2安打と手応えもつかみ、開会式にも元気な顔を見せた。 「2カ月ぐらい離れていたので、実戦感覚がつかみづらいと思ったが、意外と普通に打てているので自信をもって臨みたい」 当初の登録メンバーからは外れているが、登録変更する予定。安藤寧則監督も「打つことに関しては問題ない」と話し代打での起用が濃厚だ。大学生として最後の大会。西川は「リーグ戦は悔しい思いをしたので試合に出られるのはうれしい。1本ほしいところで出してもらえると思うので、ベストなパフォーマンスを出したい」と力強く誓った。 ドラフトトリオで戦った昨秋の決勝は、慶大に0―2で競り負けて4冠を逃した。常広(広島)と下村(阪神)の投のドラフト1位コンビと楽天6位の中島主将の悔しさを、広島ドラフト1位で主将の佐々木泰内野手(4年・県岐阜商)の打の1位コンビで晴らす。佐々木主将は「ずっと4冠を目指してきた。どのチームも打倒青学で来ると思うが、倒していきたい」と偉業を見据えた。
中日スポーツ