ドライバー不足を補えるか… 日本版“Uber”によるライドシェア 北陸新幹線が延伸する石川・加賀市でも開始
来月16日の北陸新幹線敦賀延伸に向け、一般のドライバーが自家用車で乗客を有料送迎するライドシェアの開始式が石川県加賀市で行われました。 加賀市版ライドシェアは新幹線開業で観光客の増加が見込まれるなか、深刻なバスやタクシーのドライバー不足を補うことが目的です。加賀市版ライドシェアの運行区間は午前7時から午後7時までが加賀温泉駅と主要観光地やレジャー施設間、午後7時から午後11時は市内全域となります。 26日は式典のあと、第1号ドライバーに登録された自営業の南出利宏さんが、駅から山代温泉の旅館に乗客を運ぶ実証実験も始まりました。第1号のドライバーとなった南出利宏さんは「加賀市民に利用していただいて、円滑な交通移動手段の一角を担えたらと思っている」と話していました。 加賀市・宮元陸 市長「安全運行管理をしっかりしていただいて、皆さんが安心してシステムを利用しながら、移動が制限されることなく円滑に行っていく。それは市民の生活だけじゃなくて観光客の方に対しても十分にそれが発揮できれば観光地としてはこんなありがたいことはないと思う」 加賀市版ライドシェアの運賃はタクシー料金の8割で、運行管理者は加賀第一交通が行います。また、予約や配車は「Uber JAPAN」のアプリのみで行われるということです。
北陸放送