女性の死亡確認 クマに襲われ重体だった80代女性 クマは射殺できず…逃げ去る… 青森県青森市・八甲田山系(地獄沼周辺)【午後7時現在まで・情報更新/追記】
現場の近くでは6月に入ってから、人がクマに襲われる被害のほか、入山者がクマに追いかけられ「おにぎり」を奪われる被害も起きています。 警察と消防が引き続き女性の救出について対応を協議しています。 ■25日・午後0時30分現在の情報更新 25日朝、青森市郊外の八甲田山系で80代の女性がクマに襲われ、意識不明の重体となっています。今回の事案を受けて、八甲田山系の地獄沼周辺には現地対策本部が立ち上げられています。 25日午後0時30分頃には、警察や消防、猟友会などでつくられている「捜索隊」約20人が救出のために入山したということです。 ■25日・午後2時30分現在の情報更新 消防などによりますと、現場周辺の酸ヶ湯インフォメーションセンター前には午後2時前に救急車が到着。女性1人を救急車に乗せ、救出したということです。現在までに女性の容体は分かっていません。 現場の猟友会によりますと、13時頃に山中で女性を発見。女性の近くにはクマがおり、捜索隊のメンバーが到着しても10分ほどはその場に居たということです。 その後、クマは射殺できず、逃げ去ったということです。 ■25日・午後4時30分現在の情報更新 女性は搬送された際、意識不明の重体でドクターヘリで青森市内の病院に運ばれたということです。 ■25日・午後5時現在の情報更新 クマに襲われた80代の女性について、警察によりますと、25日午後3時2分に市内の病院で死亡が確認されたということです。 女性の体には、多数の傷が確認されたということです。 ■25日・午後6時現在の情報更新 2021年10月以来、3年ぶりに発生したクマによる死亡事故を受け、青森県の宮下宗一郎知事は取材に応じ、5月15日から発令していた「ツキノワグマ出没注意報」を25日から、「警報」に切り替えたことを明らかにしました。 青森県 宮下宗一郎知事 「県内全域にクマの出没警報を発出したいと思う。入山される方については、クマの出没エリアについては入山しないようにしていただきたい。近づかないでいただきたい」
■25日現在の青森県内のクマの出没件数 県によりますと、クマの出没件数は、25日現在で235件と2023年と比べ12件多くなっています。 「ツキノワグマ出没警報」の発令は、2023年に続き2年連続です。 期間は11月30日までで、県では入山規制についても対応を検討したいとしています。
青森テレビ