ジャイアントパンダを野生に 秋にはメス2頭が放たれる計画 中国
中国が保護を進めるジャイアントパンダの野生復帰研究センターが海外メディアに公開されました。新型コロナで止まっていた野生復帰の取り組みが、秋にも再開されるということです。 【映像】中国の研究センターで飼育されているパンダ 【映像】中国の研究センターで飼育されているパンダ 2018年に設立された四川省雅安市の施設は、陝西省・甘粛省と合わせて3つの省にまたがる広大なジャイアントパンダ国立公園の中にあります。広さは2万2000平方キロメートルに及びます。周辺には生態系の調査などのため、300個の赤外線カメラが設置されています。 「子連れのパンダが撮影できて嬉しかった。私たちの保護活動の効果があるということだから」(観測巡視員・楊稀さん) また施設では、遺伝的な観点などから飼育されたパンダを野生に返す取り組みが進められています。現在4頭が訓練中で、2024年の秋には2歳前後のメス2頭が野生の環境に放たれる計画だということです。 施設の公開は、生態環境の保護を重視する指導部の姿勢をアピールする狙いもあるとみられます。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部