福島県広野町産ミカンでスイーツ ふたば未来学園高の室井郁さんと山本樹さん 22日、マルト平尼子店で限定販売
福島県の広野町のふたば未来学園高1年の室井郁さんと山本樹さんは町産ミカンを使ったスイーツを開発した。いわき市や茨城県でスーパーマーケットを展開するマルトが連携した。22日午後1時から、いわき市のマルト平尼子店で数量限定で販売する。 総合的な探究の時間の取り組みで、町産ミカンの魅力発信を目指した。レシピを考案し、試食を重ねて完成した。商品はミカンがまるごと入った「広野みかん爆弾クレープ」(税込み431円)、チョコとホイップクリームたっぷりのアメリカンワッフルにミカンのドライフルーツ、ジャムを添えた「アメみかんワッフル」(同)、ミカンジャムと生地を合わせた「懐かしの味!広野みかん蒸しパン」(税込み303円)。 ふたば未来学園とマルトの町産ミカンを使用した商品開発は今回で4回目。室井さんと山本さんは昨年から参加している。室井さんは経験を生かしてアイデアを発表できたとし「見た目、まるごと味わえること、素朴な味わいなど3種それぞれに違う良さを持たせられた」と出来栄えに自信を抱く。山本さんは「ミカンに興味を持ってもらい、さらに町の魅力を知ってほしい」と呼び掛けた。
20日、2人は町役場を訪れ、遠藤智町長に商品化を報告した。マルト商品本部の安島大司常務・本部長が同席した。関係者が試食し、ほどよい甘さや工夫が垣間見えるレシピに太鼓判を押した。 販売は、同店スイーツ売り場で午後2時30分までの予定。 (相双版)