なぜ、コーヒー栽培?エンジン用ピストン国内シェアNo.1メーカーの挑戦 電気自動車の普及でピストンの先細りに危機感
亀山珈琲焙煎所・亀山陽介店主: 「いい香りですね」 4月16日、本社で開かれた試飲会。 市内で専門店を営む亀山陽介さんに焙煎からドリップを依頼しました。
貴重な初収穫の豆から作ったコーヒー。 小さな試飲用のカップに丁寧に移してー。
■香りも味も想像を超える
いよいよ試飲―。 「乾杯」 アート金属工業・三城伸五社長: 「飲んだ時に香りも味も想像を超えてました。もっと木がしっかりして大きな実ができるようになれば、また一段と違う味と香りになると思う。(また)1年間いろいろ取り組んでもらって判断すべきだろうと思うが、期待は高まった」
アート金属工業・長田英孝執行役員: 「初めて作ったものにしてはよくできてるなと思う。彼らの夏の暑い中、冬の寒い中、ハウスの中でかわいがって育ててきた姿を見ているので、それをいただいているという感じで(胸に)熱いものがあります」
■担当者「苦労も吹き飛ぶ」
苦労を重ねてきた竹内さんはー。 アート金属工業・竹内仁士さん: 「おいしいですね、やっぱり。今まで飲んだコーヒーにこんな味はなかったです。皆さんに喜んでもらえる、それは感無量です。苦労がなんか吹き飛びます」
記者も特別にー。 (記者リポート) 「それでは貴重な一杯をいただきます。香りから、さわやかないい香りがします。いただきます。とてもフルーティーな香りがします。酸味や渋みもそれほど強くなく、すっきりとした味わいです」
■珈琲店主「素晴らしい」
「プロ」も太鼓判―。 亀山珈琲焙煎所・亀山陽介店主: 「飲んだ第一印象が、『甘さがあるな』と。品質が良いコーヒーじゃないと、甘さはなかなか出てきづらい、素晴らしいものだと思う」
■5年以内の商品化目指す
現在、苗木は、高さ2メートル以上に成長。2025年の冬には、今回の10倍ほどの収穫が見込めるということです。 アート金属では、遊休農地も活用して生産量を増やし5年以内の商品化を目指しています。 アート金属工業・竹内仁士さん: 「これは趣味じゃないと、本当に大きな事業体として、うちの会社の太い柱になっていければ。途中でやめるわけにはいかないので、これからも頑張って続けていきたい。『絶対に作れる』という自信はあります」
長野放送