ＰＫを失敗した上田綺世㊧（ロイター）

　フェイエノールト（オランダ）の日本代表FW上田綺世（26）が、2日の欧州チャンピオンズリーグ（CL）1次リーグ第2戦のアウェー・ジローナ（スペイン）戦のパフォーマンスを酷評された。 　スタメン出場した上田は2―1の前半35分、PKキッカーを任されたが、ゴール右へと放ったシュートを相手GKにはじかれ、CL初得点はお預け。得点を奪えないまま後半26分に交代し、チームは3―2で勝利した。 　元オランダ代表FWのマルコ・ファン・バステン氏は、同国放送局「Ziggo　Sports」の番組で上田のプレーについて「もちろん、PKを外したこともあるが、彼は多くのひどいミスを犯したし、重要な場面でうまく振る舞えない。交代は妥当だ。フェイエノールトではそれなりにやってくれるだろうと思っていただけに残念だ。今夜は活躍できなかった」と厳しいジャッジを下した。 　ファン・バステン氏のコメントを引用した同国メディア「フットボール・ゾーン」は「上田は頻繁にボールを失い、何度も好機を逃し、さらに悪いことにPKを外した」と指摘した。 　ポジション争いのライバル、メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの負傷で先発のチャンスを得ており、CLはアピールのチャンス。リーグ戦も含めて次こそは結果で存在価値を示したいところだ。