災害に備え 水防施設の役割伝える 台風19号災害 千曲川流域【長野・須坂市】
2019年の台風19号で浸水被害を受けた須坂市の千曲川流域で、水防施設の現地調査がありました。堤防工事の進ちょくや施設の役割を市民に伝えました。 ■千曲川河川事務所の職員 「令和元年の台風19号の時に、そこが越流して、水が浸水した」 2019年の台風19号で一帯が浸水した須坂市の相之島地区。国土交通省・千曲川河川事務所の職員が、水防工事の現状を地元の区長や消防団員50人に説明しました。 現地調査は、国交省と須坂市、消防などが合同で開き、それぞれが管轄する施設の役割を伝えます。 「排水機場」は、支流からあふれそうになっている水を,ポンプでくみ上げて千曲川へ排出する施設です。 ■職員説明 「(早いタイプは)スイッチ入れれば、1、2分で動き始めるんで非常にスムーズな運転をしております」 管理者が異なる水防施設の役割を地域住民に理解してもらい、迅速な避難誘導につなげたい考えです。 ■須坂市消防本部・山小忠久 警防課長 「雨が降ったり、台風が接近している際には、常に防災・気象情報を収集してもらいながら、迅速な避難が出来るよう事前の準備をして頂きたいと思っています」 また県と長野地方気象台は、飯山市から新潟県境までの千曲川下流、およそ22キロの区間で、「6時間先の洪水予報」を発表することにしました。運用は、23日からで流域住民の速やかな避難行動を促します。