6月の観測史上最大 約1日で1か月分の雨 大野市九頭竜で208.5ミリ 大雨はピーク過ぎるも、土砂災害への警戒継続を
県内は23日、嶺北を中心に記録的な大雨となり、およそ1日で平年の1か月分に相当する雨が降りました。大雨のピークは過ぎたものの、引き続き土砂災害の恐れがあり、気象台では警戒を呼び掛けています。 福井地方気象台によりますと、降り始めからの雨量は23日午後9時現在で、大野市九頭竜で208.5ミリ、勝山で176.5ミリ、福井市で144.5ミリに達し、いずれも6月の観測史上最大を記録しました。 この大雨の影響で、南越前町では、住宅1棟で床下浸水の被害が確認されました。 勝山市、大野市、越前市、越前町、南越前町には一時、警戒レベル4にあたる「土砂災害警戒情報」が出され、一部のエリアには避難指示も出されました。 これまでの雨で地盤が緩んでいる所があるとして、気象台では引き続き、土砂災害などへの警戒を呼び掛けています。