前田吟、同時期にデビューした“良きライバル”中尾彬さんとの思い出 「青春時代をともに歩いた」
日テレNEWS NNN
俳優の前田吟さん(80)が23日、心不全のため81歳で亡くなった中尾彬さんとの思い出について、日本テレビの電話取材で明かしました。 【画像】中尾彬さん、心不全で死去 81歳 バラエティーでも活躍 “ねじねじ”スタイルで親しまれる 60年近く中尾さんと俳優やタレントとして切磋琢磨してきたという前田さん。“中尾さんとの思い出”について「何かで共演したわけじゃないけど、デビューが一緒で。1964年の東京五輪の頃からお互い出だした、画面に」と、中尾さんと同時期だったという俳優デビューについて明かしました。 続けて「それで良きライバルっていうか、“お前こういう仕事しているんだ”とかを、飲み屋で話しながら一緒に育った。青春時代をともに歩いたっていうか、飲み歩いたっていうか。二十歳、東京五輪の年くらいからですからね」と、中尾さんとの思い出を振り返りました。 また、中尾さんは共演者が“中尾彬ファン”になってしまうほどみんなから愛されていたと話す前田さん。“俳優・中尾彬”の印象について「器用というか、なんでもこなせるというか。センスがいい、俳優として。ユーモアもあるしね。トゲのあるようなことを言っても、彼が言うと角が立たない。誰とぶつかることもなく、スイスイと人を傷つけることなく世の中を渡って行っているって感じ」と話しました。 さらに、中尾さんから学ぶことも多かったといい「生き方のマネをさせてもらいましたよ。勇気をもらいました。俳優なのにコメンテーターやったり、司会みたいなことをやったり、まったく違うことの方に視線をもっていくというかね。俳優は俳優だけでなく、演技だけじゃない。セリフを覚えて芝居するだけじゃないんだよというのを身をもって教えてくれたというか。一緒にいて楽しいし勉強になる」と明かしました。