ヤクルト1位の中村優斗 初のプロ野球選手となった母校で「新人王」誓う 野球部員の寸劇に登場したのは…
プロ野球のドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから1位指名を受けた長崎県諫早市出身の中村優斗投手(21)=愛知工大=が31日、母校の諫早農業高で報告会を開いた。後輩たちに劇や太鼓の演奏で激励され、「新人王を獲得して、また良い報告をしたい」と誓った。 ■甲子園近づく4強は?秋季九州大会結果はこちらから 中村は同校出身者では初のプロ野球選手となる。在学時は1年秋から先発を任されたが、甲子園出場はかなわなかった。大学進学後は速球に磨きをかけ、日本代表にも選ばれ、最速160キロを出した右腕。今春の欧州代表との強化試合では1回無失点と好投した。 報告会では、3年時の担任だった西村健幸教諭が「明るい性格で勉強も頑張っていた。向上心のある生徒だった」と紹介。野球部員による寸劇もあり、乳酸菌飲料「ヤクルト」に扮(ふん)した野球部員が登場すると、中村は笑みを浮かべた。全校生徒による「東京音頭」の合唱もあった。 中村は後輩たちに「自分の可能性を信じていれば、良い結果につながる」とアドバイス。野球部2年の野田愛斗さん(16)は「先輩の努力する姿に学び、僕たちも甲子園出場をかなえたい」と目を輝かせた。(貞松保範)
西日本新聞社