「どうしよう…」カーシェアを検討している人に伝えたい5つのポイント【クルマは新車? 中古? シェア?!】
3:貴重品など、忘れ物をしたら一大事
クルマを無事に返却したものの、後になって忘れ物に気付いた! (こういってはナンだが)たとえばビニール傘など、ある程度諦めがつくものであればまだいい。 しかし、貴重品であった場合はそれこそ一大事だ。財布が入った鞄、スマートフォン、自宅の鍵、ETCカード、仕事の資料などなど…。 もし次の人が乗り始めてしまったら、クレジットカードの紛失連絡をして所定の手続きを行うなど、早急に対処することが山のように出てくる。 この時ばかりはきっと「これが自分のクルマだったら…」と思うはずだ。
4:カーシェアリングで運転できるクルマは限られる
カーシェアリングで使われるクルマは基本的にコンパクトカークラスであることが多い。また、多くの場合は最新モデルが用意されるので、故障に遭遇することもほぼないだろう。 いずれにしても、実用タイプになることが多いので、たとえばスポーツモデルやオープンカーといった趣味性の高いクルマに乗りたい場合は、レンタカーとなる。 当たり前だが、この種のクルマは基本的に割高だ。毎月のように借りて乗るには出費が大きくなってしまう。 「足として使うから車種はなんでもいい」という人は別にして、何かしらのこだわりがある場合、カーシェアリングやレンタカーでその欲求を満たすのは当然困難であることが多い。
5:道具としてのクルマしか知ることができない?!
これは完全にクルマ好き(筆者)の目線なので批判もあるだろうが、カーシェアリングを利用するだけでは「道具としての便利さ」という視点でしかクルマの魅力を知ることができないかもしれない。 身銭を切ってクルマを所有・維持するとなると、何かと出費がかさむ。文字どおりの”金食い虫”だ。しかし、自分の意思で選んだ”愛車”は、それを補ってあまりある魅力を持つことも事実。 ふと思い立って、好きなときに好きなだけ、返却時間を気にすることなくあてのないドライブを楽しむことができる。 自分の好きな音楽をかけながらドライブすることで気持ちがリフレッシュ、考えがまとまることもあるだろう。また、自分好みに愛車をカスタマイズしてもいい。そのうち同じ趣味を持つ仲間と出会いだってあるかもしれない。 どれも、カーシェアリングを利用するだけでは得られない体験であることは確かだ。
────────── ●文:松村 透(月刊自家用車編集部) ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。※写真やイラストはイメージです。
月刊自家用車編集部