汁の味がかなり違う? イオンvsマツモトキヨシ 春雨スープPBを比較【買うならどっち】
【買うならどっち? 独自目線でジャッジ】 春雨スープPB編 ◇ ◇ ◇ 今はお米が高いので、その代わりに春雨などを食べています。コンビニでは焼きビーフンなどが売られていますが、一年中30度近いシンガポールに住んでいたときには、辛めのビーフンは最高においしくて大好物でした。食欲不振の夏でも一気に疲れが取れたのを思い出します。 S&B「ホテル・シェフ仕様」vsハウス食品「プロクオリティ」 ハヤシライスの色や味は? 最近は温かいビーフンもオススメです。長期間のクーラー疲れのせいか、だるくて、風が強く当たると冷えます。そんなときは食感がビーフンにちょっと似ていて、すぐに体が温まる春雨スープがいいでしょう。 コンビニ店舗数の増加と、即席麺や即席カップ麺の売り上げは同じような曲線になっているそうですが、食べるスープ市場として開拓したのが春雨のスープです。 お米が高くなる前から、これらの人気は高まっていて、コンビニでも即席麺は、広い場所が確保されていますね。 ■名前もカロリーも大差なし? 今回はプライベートブランド(PB)同士を比較します。イオンのトップバリュ「ふんわりたまごのかきたまスープ春雨」とマツモトキヨシの「matsukiyoカップ春雨スープかきたま」です。名前も似ていて、なんだか特徴がなさそう。 イオンは77キロカロリーでマツキヨは75キロカロリーと、こちらも差がないです。 値段はイオンは98円(税抜き)、マツキヨは105円(同)でした。 ただ、蓋を開けるとびっくり。思いっきり違います。まず、調味料の粉末スープが白いのがイオン、マツキヨは茶色です。 味はどうでしょう。イオンは中華の卵スープって感じ。チキン、野菜のチンゲン菜が入っていて、ごま油の風味もします。春雨は硬めです。スープは少し酸っぱくてチキンベースです。 一方、マツキヨはシーフード、魚介だしがベースです。卵はたくさん入っているので、1つずつ食べると卵の味はしますが、醤油っぽい気もします。 一般的に広く味に慣れていそうなのはイオンかもしれません。子どもにもいいでしょう。マツキヨはやや辛くて大人の味という感じです。 両方ともアレルギー物質は、卵、小麦、カニ、大豆が入っています。 マツキヨは茶色のスープに、卵、ネギ、カニが浮かんでいて、魚介の味が強いです。 イオンはチンゲン菜が入っていて、チキンエキスの味がして、一般的な卵スープと春雨スープを足した感じです。 表示を見ると、どちらも春雨は中国製造です。もともと春雨は1000年ほど前、中国で豆類やイモ類などを原料にして作られたもので、日本には禅僧が鎌倉時代に精進料理の素材として伝えたそうです。 (柏木理佳/生活経済ジャーナリスト)