反ワクチン派の元祖スーパーモデル、乳がんの化学療法を拒否「自分の信念が必要」
1980年代に元祖スーパーモデルとして活躍、その完璧なボディから「ザ・ボディ」というニックネームで呼ばれていたエル・マクファーソン。7年前に乳がんの診断を受けていたことを告白した。
最近、オーストラリアの雑誌『ウィメンズ・ウィークリー』のインタビューに応じたエル。乳房の腫瘍摘出手術を受けた後に乳がんだと診断され、ショックを受けたと語っている。「予想外だった。混乱もしたし、いろいろな意味で大変だった。乳がんは自分の内なる感覚を深く掘り下げていき、自分に合った解決策を見つける機会を与えてくれた」と振り返る。「これを乗り越えるには自分自身の真実、信念体系が必要だということに気がついた。そして私はその通りにした」。最近、オーストラリアの雑誌『ウィメンズ・ウィークリー』のインタビューに応じたエル。乳房の腫瘍摘出手術を受けた後に乳がんだと診断され、ショックを受けたと語っている。「予想外だった。混乱もしたし、いろいろな意味で大変だった。乳がんは自分の内なる感覚を深く掘り下げていき、自分に合った解決策を見つける機会を与えてくれた」と振り返る。「これを乗り越えるには自分自身の真実、信念体系が必要だということに気がついた。そして私はその通りにした」。
エルはワクチン反対派として知られている。乳がんに関しても現代的な治療方法に懐疑的な立場のよう。医師から乳腺切除や化学療法、ホルモン療法、乳房切除後に乳房再建手術を受けるように助言されたがすべて拒否。伝統医学、つまり現代の医学が発達する前からそれぞれの文化圏が行ってきた治療方法を選択したと語っている。「自分に忠実であること、自分を信頼すること、自分が選んだ行動の本質を信頼することの素晴らしい訓練になった」とも。
彼女には元恋人で投資家のアーパッド・ブッソンとの間に25歳の息子フリンと21歳になる息子サイがいる。彼女は最近出版した回顧録で3人の反応についても書いている。エルの決断を支持したのはサイ。「サイは化学療法が私を殺すと考えていた。化学療法を死のキスだと思っていたので私にそれを受けて欲しいとは思わなかった」。一方フリンは「私の選択にまったく納得していなかった」。エルはそんなフリンをサイに比べて「もっと普通なタイプ」と評している。またアーパッド・ブッソンも彼女の選択に「同意しなかった」が彼女の「勇気を賞賛した」という。
エル曰く「心から行った本物の選択が、他人には意味をなさないこともある。でも意味をなす必要はない。みんなは私の頭がおかしくなっていると思ったけれど、私は真に自分の心に響くものを選択しなくてはならないとわかっていた」。医師の勧める「標準的な医療的解決策を拒否することはこれまでで一番大変だったこと」だけれど「内なる感覚に『ノー』と言うことの方が大変だっただろう」。エルによると今は「完全に健康な状態」だという。「伝統的な言葉で言えば、臨床的寛解状態にある」と説明を加えている。