小矢部川に白いカモ 砺波・森沢さん撮影 2年連続飛来か
体の色が白いオカヨシガモが小矢部市の小矢部川で見つかり、写真愛好者の森沢信彦さん(78)=砺波市小島=が撮影した。富山市科学博物館によると、白変種の雄で、同一の個体とみられるカモが昨年も同じ場所で見つかっており、2年連続で越冬のため北から飛来したとみられる。 森沢さんは11月22日に小矢部川と支流の子撫川の合流地点から下流約600メートルの五位庄頭首工付近で、くちばしと尾が黒く羽根が白いオカヨシガモを見つけた。森沢さんによると、同じ特徴のカモを1月11日にも同じ場所で目撃していた。 富山市科学博物館によると、白変種は遺伝子の関係で一定の確率で存在するが、珍しいという。灰色にやや茶系統の色が混じる通常の個体と違い、白変種は目立ち、タカなど猛禽類に狙われやすく、担当者は「生き残って今年も来てくれた」と話した。