「自分も三笘さんの世代を見て...」貴重な同点弾の内野航太郎がJ1町田撃破を振り返る「筑波の名前を広めることができたのかな」
「次も勢いを持って筑波らしく戦いたい」
大金星だ。 筑波大は6月12日、天皇杯2回戦でJ1首位の町田と対戦。22分に先制を許すも、90+1分に内野航太郎のゴールで追いつく。延長戦でスコアは動かず、迎えたPK戦を4-2で制して3回戦に駒を進めた。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! チームを土壇場で救った内野は、試合後のフラッシュインタビューで「素直に嬉しい」と喜びを口にする。 「タイトなスケジュールのなかで、分析のスタッフだったり、蹴球部の他の部員の方がすごい念入りに準備をしてくださって、相手の分析もちゃんとしてくれましたし、戦い方も明確になっていたなかで、なんとか勝つことができた」 自身の得点に関して「何も考えずに、無心で打ちました」と振り返る。 プロのクラブに、大学生チームが勝つ。「自分も三笘さんの世代の時の天皇杯を見て、筑波大を知った」という内野が、こう続ける。 「子どもたちに希望を与えられたじゃないですけど、筑波の名前を広めることができたのかな、そこが嬉しいです」 三笘薫を擁した当時のチームは天皇杯でベスト16に進出。では、自分たちはどうか。パリ五輪世代のストライカーは「自分たちは失うものがないので、次も勢いを持って筑波らしく戦いたいと思います」と気合を入れた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部