Beatsの新作は頼りになる。スタイル・音質・機能のバランスが良い
頼りになるバッテリー性能
気になるバッテリー性能ですが、フル充電なら連続50時間の連続再生が可能と、かなりタフ。毎日毎日充電する必要がないのは精神的にありがたいところです。 もうひとつよいなと思った機能が。 「Fast Fuel」。 これはいわゆる急速充電で、10分の充電で最大5時間再生できるというもの。この機能があれば、予期せぬバッテリー切れのときでも安心です。
iOSもAndroidも簡単ペアリング
BeatsはAppleと仲良しこよしなので、Apple製品との連携はスムーズ。初めて使うときのペアリングも、近くにiPhoneやiPadがあればワンタップでペアリングが完了します。 その上、Appleが提供する「探す」機能にも対応。万が一紛失したときでも追跡できます。 それだけじゃなく、Androidとも連携はスムーズ。専用アプリをAndroidスマートフォンにインストールしておくと、ペアリングが簡単になるだけではなく、さまざまな機能を使うことができます。 「BeatsってApple製品じゃなきゃ使えないんでしょう?」と思っているAndroidユーザーのみなさん。そんなことはありません。Beatsのヘッドホンは、Androidでも存分に使えます。
ワイヤレスでも有線でも使える
「Beats Solo 4」は、Bluetooth接続で使えるワイヤレスヘッドホンですが、有線でも使えます。 本体にはUSB-C端子と3.5mmイヤホンケーブル端子があります。USB-C端子は充電に使用するだけではなく、PCやスマホ、タブレットなどと接続して聞くことができます(もちろん充電しながら聞くことも可能)。 3.5mmイヤホンケーブルで接続した場合はアナログ接続となりますが、バッテリー切れでも電源不要で使えるというのはありがたい。 製品にUSB-Cケーブルと3.5mmイヤホンケーブルが付属しているので、ケースに入れて持っていれば安心ですね。
マイク性能もアップ
最近は、オンライン会議などが増えて、イヤホンやヘッドホンのマイク性能も気になるところ。「Beats Solo 4」はその辺りもしっかり押さえています。性能をアップしたビームフォーミングマイクを搭載し、自分の声をダイレクトに拾い、相手に伝えることができます。 実際に音質を確かめてみたところ、まるで口元にマイクがあるような臨場感ある音質でした。オンライン会議や音声通話ならば十分すぎる性能と言えます。 ただ、あまり大きな声で話すと声が割れてしまう感じがしたので、その辺りは気をつけるか、あらかじめレベル調整をしておいたほうがいいでしょう。まあ、そんなに大きな声で話すということもないでしょうけどね。
総合的に見て「いいな」と思えるヘッドホン
正直なところ、「おおすげえ!!」という思いっきり尖ったポイントがあるヘッドホンではありません。しかし、それ故に毎日一緒に出かけたくなる魅力がある製品でもあります。 僕も、気がついたら毎日使ってるんですよね…。どちらかというと完全ワイヤレスイヤホン派だったんですが、今はこればっかり使ってます。こういうヘッドホンが、末永いお付き合いになるのかもしれません。 「Beats Solo 4」は2024年5月14日より販売開始。価格は3万2800円です。 Source: Beats
三浦一紀