比、豪軍ともEEZ共同巡回開始 「航行・飛行の自由」を掲げ
【マニラ共同】フィリピン国防省は25日、同国の排他的経済水域(EEZ)内で自国軍とオーストラリア軍が初めて共同巡回を同日始めたと発表した。海域は明らかにしていないが「航行・飛行の自由」を掲げており、南シナ海の可能性がある。米軍とは23日まで南シナ海で共同巡回を行い、南シナ海の権益を主張する中国の反発を招いた。 フィリピン、オーストラリア両軍の巡回は27日まで。フィリピン軍は軍艦2隻と偵察機5機を派遣、オーストラリア軍からはフリゲート艦1隻と偵察機1機が加わると説明した。 マルコス大統領は「法に基づく国際秩序と、インド太平洋地域の一層の平和と安定を支援する」ことが狙いだと強調した。