【MLB】ドジャース、テオスカー・ヘルナンデスの代わりに、カブス鈴木誠也のトレード獲得を検討中と米報道
ここ数年、容赦無く戦力強化を図ってきたロサンゼルス・ドジャースだが、このオフはまだ穴を埋め切れないままでいる。 MLB日本人選手の移籍・契約の動向まとめ|MLB 2024-2025 大谷翔平、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、テオスカー・ヘルナンデスらオールスター選手を擁するチームは、開幕前の下馬評通り、ワールドシリーズ制覇を成し遂げた。 来季もほとんどのスター選手が残留する予定ではあるものの、フリーエージェントとなったヘルナンデスが退団すれば、打線に大きな穴が空く可能性がある。 米紙『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者は、ヘルナンデスとの再契約に望みを託す一方で、ドジャースがシカゴ・カブスとの大型トレードなど他の選択肢も検討していると報じた。 「ドジャースはもう一人、長距離砲を探している。来季はムーキー・ベッツが希望するショートに戻る予定なので、おそらく(その長距離砲は)外野手となるだろう」とヘイマン氏は伝えている。 「テオスカー・ヘルナンデスの再契約のほか、アンソニー・サンタンデールの獲得、鈴木誠也のトレードが選択肢に挙がっている」 米紙『USAトゥデイ』のボブ・ナイチンゲール記者は、ヘルナンデスは1億ドル(1ドル157円換算で約157億円、以下同)の契約を求めているとコメントしている。また、サンタンデールの契約は5年8800万ドル(約138億1600万円)と予想されている。ドジャースが手頃な年俸の外野手を探そうとしているのであれば、鈴木をトレードで獲得することが最善の策となりそうだ。 鈴木は2022年にカブスと5年総額8500万ドル(約133億4500万円)の契約を結んでいるが、2025年と2026年の年俸はそれぞれ1900万ドル(約29億8300万円)となっている。 カブスも鈴木をトレードに出す可能性を検討しているかもしれない。ヒューストン・アストロズからカイル・タッカーを獲得したことで、外野のスタメン候補にはイアン・ハップ、ピート・クロウ・アームストロング、タッカー、そして鈴木が名を連ね、かなり層が厚くなっている。 ドジャースが2025年の連覇を目指して選手の入れ替えを続ける中、残された唯一の課題は、外野手の獲得だろう。ヘルナンデスはじめフリーエージェントとの交渉が長引くようであれば、チームは一転してトレード市場に目を向けることになるだろう。
原文:Dodgers-Cubs trade for $85 million Teoscar Hernández replacement ‘on the table’ 翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
石山修二 Shuji Ishiyama • Peter Chawaga