「金持ちがさらに金持ちに」 T・ヘルナンデス残留、ドジャースのライバル球団は悲鳴 「ほとんどない弱点をさらにつぶした」
ドジャースは27日(日本時間28日)、チームからFAとなっていたテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)と3年総額6600万ドル(約104億円)で延長契約に合意した。4年目の2028年は年俸1500万ドル(約23億7000万円)の球団選択権(オプション)があり、約2300万ドル(約36億3000万円)が契約満了後の後払いに設定された。 ◆ベンチでナインを迎えるヘルナンデスのユニホーム【写真】 王者のさらなる強化にライバル球団が悲鳴を上げた。ドジャースと同じナ・リーグ西地区に所属するロッキーズの地元メディア・米アウトキックはこの日、「金持ちがさらに金持ちになる」という見出しで「ドジャースのワールドシリーズ優勝からまだ2カ月もたっていない。普通は一歩下がり、勝利の美酒に酔い、金をためるものだろう。しかし、今オフのドジャースは『毎年優勝するのだ』という姿勢を示している」と嘆いた。 具体的に、今オフのドジャースは「既にメジャー屈指の先発ローテなのに」超一流左腕のスネルを加え、ポストシーズンで活躍した救援右腕トライネンもFA残留させたと指摘。さらに、「過小評価されているコンフォート外野手も補強したのに飽き足らず、ヘルナンデスとの再契約によってほとんどない弱点をさらに一つつぶした」とした。 一方、ブルージェイズ地元メディアのネットラジオ局・ペイオフピッチも、「テオスカー・ヘルナンデスまでブルージェイズを袖にした。今オフのFA市場で、フアン・ソト(メッツ)とマックス・フリード(ヤンキース)を逃したのに続き、またも空振り。しかも、ヘルナンデスは2022年まで6年間ブルージェイズに在籍した後、(マリナーズに)トレード移籍した」と報じ、「ヘルナンデスがワールドシリーズ王者の元に戻って大谷翔平、フリーマン、ベッツとタッグを組むことで、ドジャースは再び野球界で最高の打線を形成する」と断言した。
中日スポーツ