豊島区で「SDGsフェスティバル」子どもたちが桜の歴史や長崎獅子舞など発表
豊島区教育委員会「SDGsフェスティバル」が11月17日、豊島区立芸術文化劇場にて行われた。 【写真】ジュニアバンドの演奏やユニクロ「“届けよう 服のチカラ” プロジェクト」も 豊島区では、豊島区立の小・中学校と地域の大人たちが協働でSDGsに取り組む「SDGs達成の担い手育成事業」を推進。2021年から、各学校が取り組む内容を地域や保護者などに発信する「SDGsフェスティバル」を開催している。この日は、地域の住民や児童の保護者など300人余りが来場し、区立小・中学校5校と幼稚園1園がSDGs達成に向けた各校の取り組みを紹介した。 豊島区の高際みゆき区長は「今日は子どもたちが活発に活動し、いろいろな課題を自分ごと化して考えたことの発表の場。豊島区では6月から子どもレターという取り組みを始め、私宛に現在340通ほど子どもたちの声が届いている。これからも皆様と一緒に子どもたちの声をしっかり受け止め、区政に生かしていきたい」などと挨拶。
続いて、各校の取り組み発信として池袋幼稚園は、目標15「陸の豊かさも守ろう」を目指して「自然大好き! みんな大好き!」と題し、童謡『世界中のこどもたちが』とNHKのSDGs番組シリーズのテーマ曲『ツバメ』に合わせて歌と踊りを披露。元気いっぱいの子どもたちに会場から手拍子が送られた。 朝日小学校は、6年生の代表児童が「朝日緑豊かプロジェクト・朝日心豊かプロジェクト」を発表。1年生は育てたアサガオで染め物に挑戦し、4年生は緑のカーテン・土壌整備・植物調査チームに分かれて活動。3年生は学校植物マップと押し花や花びらでしおりを制作、2年生と6年生は校舎の空き地を使ったサツマイモ栽培やレイズドベッドを使った小松菜栽培、さらにさまざまなパラスポーツ体験にも取り組んだ。
「ソメイヨシノ」発祥の地といわれる駒込で、校庭に豊島区の開花標準木「駒桜」がある駒込小学校は、3年生の児童全員で「やっぱり さくら だいすき さくら」を発表。同校では学校独自の教材「駒小さくら物語」で桜について学んでおり、地域で桜にまつわる人々にインタビューした内容をまとめた。 今年、新校舎が完成した高南小学校は、6年生が中心となって「みんなが認め合い、活躍できる高南小はこうなんです!」をテーマに発表。3年生以上が取り組むフライングディスク競技「アルティメット」と、4~6年生の希望者で結成する「高南ジュニアバンド」の活動を紹介し、10人編成で演奏曲『3つのわらべうた』より『かごめかごめ』『七つの子』を演奏した。