“超逸材”がまさか…阪神、期待外れのドラ1戦士(3)下馬評は“世代No.1”だった
プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。期待通りにチームの主力へと成長する選手が多くいる一方で、実力を発揮できないまま退団となる選手も多く存在する。ここでは、今世紀で期待外れに終わった阪神タイガースのドラフト1位戦士を紹介する。
二神一人
・投打:右投右打 ・身長/体重:185cm/88kg ・生年月日:1987年6月3日 ・経歴:高知高 – 法政大 ・ドラフト:2009年ドラフト1位 背番号「18」を背負うなど、大きな期待が寄せられていた二神一人。しかし、白星を掴むことができないまま、ユニフォームを脱ぐ結果となった。 法政大時代には、エースとして全国制覇の原動力に。日米野球では大学日本代表のエース格を担うなど、世代を代表する投手として高い評価を得た。 その後、2009年ドラフト会議で、菊池雄星を外した阪神タイガースから1位指名を受けプロ入りを果たす。 ルーキーイヤーから春季一軍キャンプに抜擢されたが、故障の影響もあって入団後2年間は一軍登板なしに終わった。 プロ3年目の2012年にようやく一軍デビューするも、同年は4試合登板のみ。2015年は12試合に登板し、防御率2.57の成績を残したが、翌2016年はまたも一軍のマウンドに上がることはできなかった。 同年オフに戦力外通告を受け、現役引退を決断。ドラフト1位入団も、通算27試合、0勝3敗1ホールド、防御率5.31という成績に終わった。
ベースボールチャンネル編集部