衆議院議員選挙が15日、公示されました。 長崎県内は新たな区割りで行われる初めての選挙です。 3つの小選挙区にあわせて12人が立候補し、12日間の選挙戦をスタートさせました。 衆議院選挙の投票は、一部の地域を除いて10月27日、16日からはすべての市と町で期日前投票が始まります。 ＜長崎2区＞ 旧長崎2区の島原市、諫早市、雲仙市、南島原市、長与町、時津町と、旧長崎3区の大村市と対馬市、壱岐市で構成されています。 立候補したのは届け出順に、自民党の前職・加藤竜祥さん（44）、立憲民主党の前職・山田勝彦さん（45）、参政党の新人・高木聡子さん（42）、日本維新の会の新人・横田朋大さん（37）の4人です。 ★自民党　前職　加藤竜祥候補（44） 「今回の戦いは比例はありません。退路を断った戦い。心新たにふるさと発展のために汗を流したい、精進をしたいという思い」 2期目を目指す自民の前職・加藤さんは「郷土創生」を掲げています。 地方への投資の必要性を訴えていて、農林水産業の振興や島原道路整備といった道路ネットワークの充実などに取り組むとしています。 ★立憲　前職　山田勝彦候補（45） 「総裁選では裏金議員の公認には厳しく対応すると言いながらそのほとんどが公認されている。政権交代こそ最大の政治改革ではないでしょうか」 自民の裏金問題に対する対応を批判したのは、3期目を目指す立憲の前職・山田さんです。 物価高騰対策のほか、農家への所得補償などに取り組むとしていて、政権交代の必要性を訴えています。 ★参政　新人　高木聡子候補（42） 「参政党は人のためにあると思っている。苦しいという声、きついという声を政治に届けて、きちんと私たち目線で考えてくれる政治を目指したい」 初の選挙に臨む参政党の高木さんは、19年の教師生活を経て、フリースクールを運営した経験などを基に教育政策の充実を政策に掲げます。 不登校児の居場所づくりのほか、教員の働く環境の整備などに取り組むとしています。 ★維新　新人　横田朋大候補（37） 「今この日本の政治が停滞している最大の原因は、言ったことをやらない嘘をつく。約束を守らないそういう政治が続いているから。有限実行、約束を守るそういう政治を再びこの日本に取り戻したい」 祖父の出身地・諫早市小長井町でマイクを握ったのは維新の新人・横田さんです。 選挙の争点は「政治姿勢」と訴えます。 世襲でなく、しがらみがないことをアピールしていて、有限実行のクリーンな政治を目指すとしています。