中国・米国に2頭のパンダがやって来た
【東方新報】2頭のジャイアントパンダ、雄の宝力(バオリー、Baoli)と雌の青宝(チンバオ、Qingbao)が15日、米国の首都・ワシントンに到着した。この2頭は「スミソニアン国立動物園(Smithsonian's National Zoo)」に10年間滞在する予定だ。 昨年11月、3頭のパンダ、雄の添添(ティエンティエン、Tian Tian)、雌の美香(メイシャン、Mei Xiang)とその子ども小奇跡(シャオチージー、Xiaoqiji、中国語で「小さな奇跡」の意味)がワシントンから中国に帰った後、米国にはパンダが1頭もいなくなっていた。 今、バオリーとチンバオが来たので、また米国でジャイアントパンダの姿を見ることができる。 「中国ジャイアントパンダ保護研究センター」の話によると、2頭の新しい環境への適応を手助けするため、経験豊富な中国の飼育員と獣医が同行しているとのことだ。 2021年8月生まれのバオリーと、21年9月生まれのチンバオは、どちらも活発な性格で、木登りが大好きだという。 バオリーという名は「宝物」「元気」という意味を持ち、チンバオは「緑」「宝物」という意味を持っている。 「スミソニアン国立動物園」は今月初め、飼育係と獣医からなるチームを中国に派遣していた。今年4月、同動物園と中国野生動物保護協会との間で締結した協力協定に従って、2頭の米国への旅に備えて健康管理と病気予防に当たっていた。 中国側の専門家も、米国でジャイアントパンダの生活環境、ケア管理、食料供給、健康管理などの評価を複数回実施したことを確認していた。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。