【詳報】サッカー元日本代表 青山敏弘引退 今季限り 岡山出身で初のW杯代表
サッカー元日本代表でJ1広島のMF青山敏弘(38)=岡山県倉敷市出身=が今季限りで現役を引退すると20日、所属クラブが発表した。広島一筋で21年間プレーし、2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場。岡山県出身者でW杯代表に選出されるのは初の快挙だった。クラブを通じ「21年のキャリアの全てを広島でプレーさせていただいたことに大きな誇りを感じております」とコメントした。 作陽高(現作陽学園高)から04年に広島入団。豊富な運動量と正確なパスが武器のボランチとして、12年にクラブ初のJ1優勝、翌年の連覇に貢献した。14年から5季にわたって主将を務め、3度目のリーグ制覇となった15年は年間最優秀選手賞を獲得した。 J1で通算443試合出場はクラブ歴代1位。J2で戦った08年を含め479試合で24得点。近年は出番が減り、今季は2試合出場にとどまっている。 日本代表初選出は13年の東アジア・カップ。14年W杯はコロンビア戦でピッチに立った。18年W杯ロシア大会は代表候補入りしたが、大会直前にけがで離脱した。 21日に広島市内で記者会見する。